こども向けハーブスクール Herbal kitchen

アロマテラピーとハーブ、スパイスを学べる子ども向けクッキングスクールのブログです。

中学受験に向けた『先行体験』ができます

6月のレッスンはローズヒップティのビタミンのこと + 材料2つだけホットビスケット&バターですよ!

 

こんにちは!

ハーバルキッチン、今日はお休みの日でした。

そのかわり、吉祥寺の生活の木へ足を運び、来月のレッスンに向けてハーブティーと、あるスーパーフードを仕入れてきましたよ!

お楽しみに♥️

 

さて、タイトルの件ですが、

「先行体験」

ってきいたことありますか?

この先学ぶことを踏まえて、関連した実体験をすることをさします。

 

中学受験を考えている小学生ママパパの中には、お子さんが4年生の通塾開始時にスタートダッシュをはかるために、読み書きの「先取り」をさせている方も多くいらっしゃると思います。

 

私は長男には何もさせていなかったので、ある程度の先取りは必要だったのかもーーと、やや後悔はしているのですが、

読み書きの「先取り」だけでは足りないんだな、と感じています。

 

どの塾でも四年生のうちの保護者会では

「日常生活を楽しみ、国内旅行やキャンプなどで、実体験をさせることを大事にしてください」

と言われるようです。

 

裏を返せば5年生からは余裕がないので今のうちですよ、という事でしょう。

 

でも実際は、塾通いに慣れること、宿題をこなすこと、夏期講習の合間の短い休みにできることは少ない、などで効率よく様々な体験をさせるのは難しい気がします。

 

そして、その実体験が何の役に立つのか、いまいち掴みかねているのでは?

そういうわたしもそうでした。

 

でも今ならわかるんです。

 

昨日5年生の理科のテキストの「消化」について見てみたら、

 

「水にとけないビタミンや脂肪酸などはリンパ管に入る」

 

と書いてありました。

 

ん?さらっと書いてるけど、

これって、ちょうどいまレッスンしてる内容を知ってたらすぐピン!とくるよね!!

そうじゃなければ、、、うーん、少し解説がいるよね。

 

解説だけより、ここにつながる体験をしたら強いよね。

 

はい。

実は、レッスンには毎回隠れたテーマがありまして、

隠しているのは、子どもたちがこの「勉強感」に警戒しないようにと思ってのことです。

 

主に実験の形をとっていますので、楽しくて印象に残るはずです。

  おとといのレッスンでも冒頭、前回のレッスン内容を思い出して話してくれましたよ!

 

「うんとね、

紫色のハーブティーの中にアントシアニン?っていう成分があってね、

酸っぱいものを入れるとピンク?になって、

苦いものをいれると、青、だっけ、あ、青緑?になったんだよね!」

 

と、しっかり!覚えていました。

 

低学年の子は、ここまでしっかり覚えていなくても構いません。

大切なのは、次に同じ現象を見たとき読んだとき聞いたときに、

 

『あ!それやったことある!知ってる!!』

 

と感じられることです。

 

知っていることが出てくると、気持ちに余裕が生まれて、その単元全体を「好き」になりやすいです。

 

アントシアニンの実験は水溶液の酸性アルカリ性の単元の「紫キャベツ液」と同じ反応です。

BTB溶液やリトマス紙も同時に出てきますが、はじめてのものが3つあるより2つだけの方がずっと気持ちが楽ですよね。

 

少し入れたら少し色が変わって、もっといれたらもっと色が変わる!

こっちとこっちを混ぜたら今度はどうなる??

おまけにハーブティーとして飲んだことがあるなんて、すごい体験!

 

今月のレッスンではまず、

食べ物や飲み物の栄養にはさまざまな種類が含まれていて、

水にとけやすいものと、油に溶けやすいものがあることを感じてもらいます。

その上で、じゃあ油(脂)が必要だよね!利用しよう、取り出してみよう!!

 

という流れな訳です。

 

難しいことをやっているのに楽しい!

そんなレッスンを目指しています。

 

中学受験をしなくても、小中学校の授業や高校受験にもつながる内容を含んでいますので、「先行体験」ぜひ試してみてくださいね!