ペッパーを学ぶハンバーガーレッスンレポ
こんにちは!ハーバルキッチンです。
夏休みのキッズレッスン&親子レッスン受付中です。
夏休み中は自由研究におすすめの、
「1番身近なスパイス『コショウ』を知ろう!ハンバーガーレッスン」
を開いています。
夏休み特別価格の1500円なので、ぜひ、お友達やご兄弟と一緒にお申し込みくださいね!
きのうの様子
生徒さんは小学2年生3人組。
みんなバラバラの小学校だけど、毎月レッスンにきてくれる仲良しです。
今回はみんなと成長を感じて、グッときちゃいました。
日本人にとって最も身近なスパイス「こしょう」「ペッパー」。
でもコショウのこと、ほとんど知らないですよね。
- ブラックペッパーとホワイトペッパーの違い
- 昔ながらの食卓コショウは黒?白?
そしてコショウの歴史を紐解きます。
2500年前にはもうインドで使われていたブラックペッパー。
小学2年生には2500年前がわからない。
わからないから、こんな事を言います。
「インドでとれたブラックペッパーを、ヨーロッパの人が使うようになりました。さて、どうやって運んだでしょうか!」
「飛行機!!」
いやーー、その時代飛行機はまだないわ~
「新幹線!」
「車!」
「馬車!」
・
・
・
「ラクダ!」
こどもにとって、2500年前に思いを馳せることは難しいですね。
そして、大航海時代の話へ。
それでも400年前くらい。
生まれて10年も生きてない2年生には400年前も2500年前も同じかしら??
と思ったけれど、感覚的にいまに近づいていることはわかる。
その頃は地球がほんとに丸いってわかってきたあとくらいで、
でもヨーロッパから船で南下するとどんどん暑くなるから、南にいけば行くほど灼熱地獄になってるって思われてた。
だから、赤道を越えてアフリカの南を通ってインドにたどり着く船旅をできるのは怖いもの知らずの猛者だけ。
でも、
陸路で地中海まで運んで船でヨーロッパに持ってきたら、元々の値段の60倍になっちゃう。
60倍って、
100円のものが6万円になるんだよ!?
「えーー!!」
だよね。だから、直接インドに買いにいけばいいってことになった。
インドの小学生の話とか、
支配する国と支配される国がうまれた、超重要な時代なんだよ、とか
ブラックペッパーを通じて、地球儀とにらめっこして、たくさんのことを考えました。
難しいですよ。とっても。
いま理解できることじゃない。だけど、この経験が今後の学習に活きてくるんだとおもう。
前回のレッスンで学んだバジルのソース『ジェノベーゼ』。
大航海時代前夜、地中海の中継地点として栄えた港町だったんだよ。ほら、つながった!
そうやって、世界は互いに影響しあってできていることを感じてもらいたい。
ハンバーガーのおともに、ハーブティとオレンジジュースの2層のドリンクも作りました。
見本と同じようにやったけど、きれいな2層にならなくて残念そうな子。
「でもあたし、自分が作ったのを飲む!自分のことは自分で!最後まで責任もってやるの!」
あぁ、
なんてすてきな心の持ち主なんだろう。
それに、そう思っても気持ちを言語化して表現するのってまだまだ難しいはず。
ほんとにステキ。
それから
さいご、今日の学びを書いてもらう時間に
「コショウはあたたかい地域でしか育てられないんだよ」
と話したら
「じゃあ、沖縄は?」
という質問。
いい質問!いいタイミング!
実は最近、沖縄でとれるコショウの一種『ヒハツ』とか、『ピッパリー』って呼ばれる長コショウが注目されてて、人気が出てきてるの。
もし今度沖縄に行ったら見つけてきてね!
そんな話をしたら、彼はちゃんと、まとめのところに書き込んでいました。
うれしいな。
こどもたちが、学んだことを言語化して、自分の言葉でなんとか表現して残しておこうとするその姿勢がうれしくて、
私はウルッときてしまったのでした。
またがんばろ。
ハンバーガーレッスンは8月の後半を中心にお申し込みいただいています。
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